葉水とは,水やりをするとき根元だけではなく,葉にかかるように上から木全体に散水することです。


その効果としては、
○植物は葉で呼吸するため、水をかけることで葉の周りに水蒸気の膜をつくり乾燥を防ぎます。
○気化熱効果で、周囲の温度を下げることができます。
○強めの水圧で水をかけることで、木についている虫やゴミをを吹き飛ばせます。

*人によっては、葉水をすることで病気が発生するのであげてはいけないという方もいます。
 (湿度の高い時の葉水は、たしかにその通りだと思います。)
 専門家は、それぞれが自分のやり方をもって、一番よく育つ方法を模索しています。
 この葉水の考えも、いつも通り自分の意見の一つです。選択肢の一つと思ってください。


葉水をする際の注意
○太陽の高い時間帯は避ける
 できれば朝夕、さらには夕方がお勧めです。
 陽の高い日中散水すると、葉に残った水滴がレンズの代わりとなり、逆に熱が集中して木葉を焼きます。
 水滴が乾く前に熱を持つと逆に温度を上げてしまいます。
○花にはかけない
 花が痛む原因になり、開花期間が短くなります。
 また、花粉を洗ってしまい、実を成らせる受粉ができないこともあります。

材料・情報
葉水のすすめ

梅雨があけると、暑さも本番を迎えます。
近年は、真夏日が数十日続いたり、雨の降らない日が半月以上あったりと厳しい環境になってきていますね。この気候では人間でさえもバテますが、庭植えの植物にとっても死活問題です。
そこで水やりの効果的手段として葉水による散水方法をご紹介します。

モデル登場!
いえ、今回はカメラマンです。
長靴をはいて、ばっちし。

ホースの先を指で潰すようにして水を拡散、水圧を高めます。
先端にアタッチメントがついているホースの場合はシャワーよりジェットのほうがお勧めです。

今回の標的です。
正面ちょい右のしだれもみじに、散水してみましょう。
左写真のように、勢いのある水を下から、葉の裏を狙うように
かけます。

アブラムシがついていたら飛んでいくように、枯葉がひっかかっていたら落ちるように。

幹にも流れるようにかけましょう。
幹にもぐりこむ虫も払います。

下に組み合わせている石にも、水をかけましょう。
植物より熱を保ちやすいものなので、周りの温度を上げてしまいます。
逆に水をかけることで、クールダウンさせ、周りも冷やすこともできます。
濡れている石は、景観的にも風情を感じさせるものです。

他の木にも、同じように散水します。
松は樹皮がむけているので、虫がつきやすいですから、追い出すように強く。
花が咲いている植物には、なるべくかからないように。

低木にも散水したら、最後に庭の砂利にも打ち水です。
我が家は日当たりがよいので、夏は毎夕のように行います。(ただし高木は状態を見てたまにしかかけません。)

葉水に限らず、植物に水遣りをする場合、大事なのは回数ではありません。
当然、植物にも乾燥状態が必要です。
多少過酷な環境にしておくほうが、木自体の生存本能を刺激するのか、花芽を持ちやすくなったり、根のはりもよくなったりします。

それは鉢物でも同じことです。
あげるときはたっぷり、下からこぼれるまであげましょう。
そうすることで、水が抜けながら酸素が土の中にもいきわたりますし、土をほぐし、植物の根が深く張るようになります。
深く張るようになれば、それだけ養分の吸い上げも吸い上げも、乾燥への耐性も強くなります。

葉水を実践してみましょう!

相嶋造園