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肥料の基礎知識

肥料の基礎知識を書き記します。
また、我が家の施肥の仕方も書きますが、これはあくまでも自己流です。
参考にしていただいて結構ですが、皆さんも自分にあったやり方を探してください。

肥料の3大栄養素
人が必要とする栄養素と同じように、植物にも大切な栄養素があります。
それが、窒素、リン酸、カリです。
これに、石灰(カルシウム)を合わせて、4要素という場合もあります。

    窒 素;葉を作り、木を生長させる栄養素。
    リン酸;花や実を作るために必要な栄養素。
    カ  リ;主に根を作る。各種組織を強くする栄養素。

    石 灰;カルシウムの補充と、酸性化した土壌を中和する作用もある。

    必要に合わせ、これらの栄養素の比率を変えた肥料を作って与えます。

*注意点 特に弱ってもいないのに、むやみに窒素分を多く与えると、木が茂って大きくなります。
                            ↓
       毎年の手入れがたいへんになります。
       窒素分が多すぎると、木は育ちますが、花芽が葉芽になり、花が咲きづらくなります。
       土壌を酸性化させます。これには更に注意が必要で、植物には酸性が好きな木とあまり得意ではない
       木があります。と考えると、酸性化して悪いわけではありませんが、窒素分のやりすぎには注意が必要
       です。さらにミミズも減ります。
       また、周りの雑草にも効いていることも忘れてはなりません。

        

肥料の種類
まず、大きく分けて2種類あります。
 有機質肥料;動植物など、自然界にあるものでできた肥料。
         栄養成分の比率は少なめで、効きもゆっくりめ。その分肥料あたりが少ないので安心。
 無機質肥料;化成肥料とも言い、必要な栄養素を人間が合成して作ったもの。
         そのため、栄養成分の比率も高く、植物の吸収も良くなっている。
         即効で効くが、肥料あたりをすると木を枯らすので、多くは使用しない。

ほとんどの肥料の袋には、このように成分表示が書いてあります。

8−9−7とは、それぞれ窒素ーリン酸ーカリの比率を指します。
それぞれこの肥料の袋あたりのパーセントと表しているのです。

*注意点 化成肥料は、成分濃度が低くても、吸収率が違うので、
       有機肥料と同じ効果と思ってはいけません。
       効きすぎます。

主な成分の代表
窒 素質肥料  有機肥料;油粕、魚粕など
           化成肥料;硫安(硫酸アンモニア)、尿素など
リン酸質肥料  有機肥料;鶏糞、骨粉など
           化成肥料;過リン酸石灰、溶成or焼成リン肥など
カ リ質肥料   有機肥料;灰類(草木や、わら灰)など
           化成肥料;硫酸カリ、塩化カリなど

           他にも、苦土石灰(マグネシウム含有の石灰)や、堆肥もよいです。

石灰分を含む肥料は、アルカリ性なので、酸性土壌をアルカリ化し中和します。そのため改良剤としても使用しますが、使いすぎは逆効果ですので、気をつけましょう。
 
  

施 肥
植物は、根の先端と、葉先から栄養を吸収します。
もし、肥料を効かせたいのであれば、この部分に届くように施肥をせねばなりません。
よく、本には穴を掘ってあげる方法が紹介されていますが、我が家は無理に穴を掘ってはあげていません。

主成分は油粕(一番安上がり)、鶏糞や骨粉を全体の3〜4割くらいの比率で混合します。
それにあれば硫安、苦土石灰を全体の2割くらい入れます。
慣れないうちは、有機肥料で様子をみましょう。それと、葉を育てたいのか、花を咲かせたいのかで、肥料成分を変えて
ください。
施肥の位置は、木の幹から、幹の直径の2〜3倍外側(木によって根の張り方が違います。常緑は中め、落葉は外め)に、
一掴み握ったくらいの量で、3箇所くらい撒いておけば、土に浸透しながら、根が吸収します。
面倒でない方は、掘ってあげるほうがもちろんすぐ効きます。)
ここで、施肥後水をまくと、早く土に浸透しますし、風で飛ぶこともありません。

結局、我が家の施肥は、成分適当、施肥適当です。
しかし、コツを掴むとちゃんと効きますし、上げるだけで違ってきます。

注意としては、木を植え込むときに肥料を入れる方がいますが、逆に枯らす確率のが高くなるのでやめましょう。
また、植えて半年以下の木も、細根が育っていないので、肥料あたりしますからやめましょう。
葉から吸収させるテクニックとして、肥料を水で溶いてスプレーする方式もあります。

施肥の時期
春夏秋冬、いつの時期でも施肥のタイミングがあります。

中でも一番言われているのは、寒肥とお礼肥です。
1〜3月というのは、最適な施肥の時期ですね。
どんな木でも必要ですから。しかも気温が低いので、まいた肥料も臭いません。


最近は、ホームセンターでどんな肥料でも格安で手に入ります。
ですので、細かいことを書くより、商品を見た方がすぐわかるようになりました。
これは腐葉土など、土についても言えることなのですが、安い分、未熟な堆肥や肥料もあります。
醗酵途中のものは、まいた後ガスが出ます。埋めた場合は地中で発生して蓄積するのでさらに植物には危険です。
また、質もよくなく、不純物が多いものもあります。
できるなら、別の店やメーカーの肥料も買ってみて、見比べてみることをお勧めします。

油粕8、複合肥料(化成肥料のバランスよく強いもの)2
の割合で作った肥料
対象はチャボヒバで、葉を育てる目的

一握り掬い上げます。

チャボヒバは細かい根が出やすい木なので、
幾分中めで施肥します。

相嶋造園

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