庭の仕事をしていると、庭木以外のことでも相談されます。
専門的な内容や、任せる方がいいと判断した仕事は、横のつながりからできる方にお願いします。
しかし、内容によっては、さらには予算に限りがある場合は、できる形でお手伝いいたします。
今回は、平板敷きの仕事を紹介いたします。
サイクルハウスの土台作りの他に、庭の物干し台用の平板並べも掲載します。

平板並べ
〜サイクルハウス、土台作り&物干し台置き〜
植栽・施工

 「玄関前に、サイクルハウスを置きたいのですが、その土台を作ってもらうことはできますか?」
庭作りをしているお客様からご相談を受けました。
 サイクルハウスは、鉄パイプの骨組みに幌をかけた組立式のもので、自転車を止める部分に平板を貼り、その上に組み立たものを置けば完成です。
とにかく自転車が置ければいいので、簡単に作って済ませたいという考えです。
将来の取り壊しも視野に入れ、セメント類は使わずに作りたいとのことですので、お客様と二人で作ることにしました。

どちらの仕事も、材料はホームセンターで購入です。
作業の一つとして、1日の仕事の中で一緒に買い付けに行き、お客様に支払ってもらうことで、材料代をこちらの経費や儲けを出す金額を計上しないで済みます。
大量購入しない限り、こちらで動いても動くだけ人件費を計上することになるので、最近種類が豊富になったホームセンターがベストですね。
さらには、同じ材料を買い足す場合にも、自分でできるので楽です。
この砂をまいて貼っていく作業は、一番初歩的ですし見ていれば実践できるものです。
簡単に並べているだけですが、ポイントを抑えて並べることで、置くだけではこうはならない仕上がりにできます。
「そんなにいい材料を買わなくても、きちんと並べるとよく見えますね!」
お客様もそうおっしゃいますが、まさに材料の良さを引き出せれば、予想以上に素晴らしいお庭が作れるのだと思います。
さらには、並べ方でもおしゃれさを出すことができますが、’普段使いやすい形’も忘れずにデザインしてください。

相嶋造園

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 現在ガレージに置いているサイクルハウス。大きなテントといった感じです。子供の自転車と合わせて3台入れらます。
簡単組立式ですが、なかなか丈夫で、全天候型という意味ではバッチリな仕立てですね。

 サイクルハウスを移設する場所は、ガレージの隣りの土の部分です。ここは元々、手前に植裁スペース、奥は主庭に通じる通路でもあり、平板の飛び石と防犯砂利を敷いてありました。
 活動的な奥様が、それらを自分で施工していました。今回一緒に作業する前に、これまた自分でそれらを取り去っております。好きな方はやっぱりすごいですね。ある程度きちんとした知識を身につけられれば、仕上がりはさらによくできますよ!

 すでに打ち合わせによって、こんな形にしたい、というものを具体化していたので、それに沿って材料を一緒にホームセンターに買いに行きます。
 使用するのは、30cmx60cmのコンクリートの平板です。結局これはサイクルハウスの土台として、幌がかかるため見えなくなる場所なので、丈夫で安定感のある、しかも手頃な価格のものを使用します。
 また、サイクルハウスの入口は、ちょうど物置の前にもなりますので、家で元々使っていたカラー平板と同じ色のものを買い足し、足元に敷き詰めることにします。
 もしご自分で施工されるなら、最低ゴムハンマーと水準器、できれば長めの水平が出ている面が上下ある棒がほしいです。どれも高いものは必要ありませんので、揃えておくと何かと便利です。安ければ1000円未満、いいものなら3000円くらいで揃いますよ。

 まずは一番大切な整地から。地面をフラットになるように調整します。平板の厚み分を考慮して、仕上げ高から掘り下げるようにします。
 マスは埋められないので、その部分の仕切りを、最初にあった形よりオシャレに据え付け直しました。

 そこに砂をまき、高さを調整しながら、平板を安定するように並べていきます。単純に置くだけではなく、ゴムハンマーで平板を叩いて、下げながら安定させると、かなりグラつきが抑えられます。
 最初から予算の都合もある施工ですので、この場所にピッタリ合うように材料を加工するのではなく、材料の寸法に合わせてこちらが敷き合わせる方法でいきます。また、取り壊したときに楽なように、セメント類は使わず、あくまでも後処理も楽な施工にしたいという希望でしたので、それに準じた方法を用います。
 平板並べは、水平に仕上げればいいとは言えません。
水がたまらないように、多少どちらかに勾配をつけるほうがいいでしょう。
ここの場合は、ガレージとの仕切りにブロックが2段積まれているので、その目地に合わせて追っていけるという意味では、わかりやすい作業ができます。そういう使えるものはうまく利用しましょう。

 ちょうどサイクルの寸法に合わせて平板を敷きました。隙間に砂を履き込めば安定感も増します。材料自体の重さでかなりしっかりしています。

 家にあったカラー平板と、買い足したカラー平板を並べます。
2色使って色違いに。これはよくやりますが、1色よりおしゃれにできます。
 これで歩くところができました。周りに、防犯砂利を敷き戻すため、防草シートを敷きます。

 現実として、あるだけの砂利を敷くしかないので、平板の周りに集めて、後は成り行きで…。
 砂利を突きこんで敷くことで、平板自体の支えにもなりますし、草も抑えられます。

 コンクリートの平板の周りは、以前こちらのお宅で使用して残った、まさ土を使って目地を埋めます。おかげで自然材料だけで敷き込みができました。
 すると、家の奥様が、「先日ブルーマンの公演で、子供がもらってきたビー玉があるんだけど、それをまさ土に埋め込んでもみてもいいかな?」と面白いアイデアを。家族の思い出にもなるし、仕上がりも少しリッチに見えてきます。

 早速お子さんを呼んできて、埋め込み開始!
 数はあまりないので、見えるところを中心に埋めていきます。出来るだけ深く埋める方が、後から崩れて出てくることが少なくなります。

 道具を片付け、汚れを落として完成です!

 できるだけ雨がたまらないように若干の排水勾配をとっています。
 ただし、地面の整地がどうしても甘くなってしまうため、平板の乗り方によりグラつきや傾きが出てきてしまうのは仕方がないことと思っていただきます。

 落ち着いたところで、サイクルハウスを固定します。さすが測ったようにピッタリ!ではなく、測ったのでピッタリです。基本的なことではありますが、寸法を測って、できるだけ設計通り(時として成り行き任せもあったりしますので)に材料を買い、合わせることが基本ですが大切なことです。まさ土が落ち着く明日から本格使用ができますよ。

続いて物干し台置き用の平板張りの掲載です。

 樹木を数本植え、次にお客様が気になさっている、物干し台を置く場所の相談になりました。今見ている掃き出し窓から布団を出し入れするとして、そこから西側のスペースに布団干しを置くことになります。窓から下りて、干すまでに土で布団と足を汚さないようにしたいと。寸法を測り、必要な枚数を計算し、予算と付き合わせて、カラー平板を選択しました。

 平板の厚みを考慮して、敷く地面を均しながら掘り下げます。
その際、仕上がりの高さの基準になるのが雨水マスです。これが埋まってしまってはよくありません。ただし、この位置が排水ポイントだと思っているので、平板より若干低くなってもいいとし、排水勾配もここに来るようにとります。
 右写真は仮置き状態です。整地を真面目にすると、ある程度は置いただけでも使えます。

 砂をまいて、その上に平板を敷きます。ゴムハンマーで叩いて水平や向きを調整。叩くことで砂が締まり、下地もピッタリします。とはいえちゃんと転圧したり、コンクリートを流す訳ではないので、どうしても歪みが出てきてはしまいますが、それはまた使いながらでも修正できます。
 塀際だけは、平板を切ってピッタリはまるようにしました。

 立水栓の周囲は、水がしみこむように、砂利になりました。水栓の前の平板は少し高くし、足元が濡れないように。
 雨水マスの周りも、平板を切って囲むつもりでしたが、浸透させるために砂利でいくことになり、手間が省けました。

 目地砂をよく掃き込み、平板同士の隙間をなくします。そうすることで、平板同士が押し合って支えあいます。面積も途中で増やしたので、約80枚の平板を使用しました。最後に芝を貼り完成!芝を貼ることで、庭に一体感と流れができます。
 植裁から平板並べ、芝貼りまでわずか2日で終わりました。もちろんお客様の協力のおかげですけど。

 特に、カラー平板は薄いので、しっかり敷いたつもりでも、どこかに粗が出ちゃうんです。腕が未熟で申し訳ありませんです。