「草を生えにくくするために、庭一面に砂利を敷きたい。」
というご相談をいただきました。
記事にしながらこういうのも何ですが、この施工は自分の中では最終手段に近いです。
場合によってはこういう施工方法もある、ということで掲載いたします。

究極の砂利敷き
植栽・施工

 お客様としても、いきなりこうしたいと言い出したわけではありません。
海外赴任が決まって、約5年家を空けることになったからです。
 その間、庭の年間管理はこちらで行います。年1回の剪定、消毒と、除草剤散布を2回づつを基本とします。
しかし、まわりが自然に恵まれた地域のせいもあり、草がはびこりやすいことも事実。
そこで、砂利を敷いて草を生えないようにできないか、とご相談をいただきました。
 もちろん防草シートを敷いて砂利をしきますが、それでも草が生えないようにするのは不可能です。
最初のころはかなり効果がありますが、必ず隙間から生え広がります。
 特に今回は植木の根元までを含めた庭全体です。砂利の照り返しと熱で樹木が焼ける恐れもあります。
あとで邪魔になっても砂利を取り除くことが困難でもあります。
 こちらが除草剤を回数を増やしてまけば、砂利敷きの施工代より安上がりの気もします。
 その辺りをお客様に話してみましたが、それでも施工を頼みたいとのこと。
赴任から戻ったら、庭の一部を車2台分入れられる車庫を新たに作りたいという意図もあります。
 最終的にはお客様の決断が全てです。
とにかくやってみることにしました。

敷くことに賛否はありますが、敷くとなったらしっかり敷くことが商売人の心意気ですね。
自分も手作業でこの面積に砂利を敷き詰めたのは初めてでした。
これで予定通りの結果が出るとうれしいです。
ただ、地面をしっかり整地してから敷いたわけではないので、厚さにムラがあることが心配です。
予算は限られたものです。
かけらるなら無理してよくすることも大切ですが、施工方法でかなり金額も上下します。
後々のことも相談しながら商売人に話を聞いてみることも大切なことです。

相嶋造園

親サイトも情報満載!

 何年も前ですが、最初にお客様のお宅をお伺いした時は、なかなか素晴らしく荒れていました。これでも年1回は頼んでいたそうです。ここは隣の用水路側からのクズなどのツルが乗り越えてきて大変なことになっていました。

 その後、毎年庭木も整理して、家の方が除草剤をまいてくれるようになり、見違えるほどご綺麗な庭になりました。

 今回は、赴任という事情なだけに、ここまですっきりしてきたのにちょっと残念です。
 この庭全体に砂利を敷くわけですが、計算すると約100uあります。使用する砂利も5立方mに及びます。
この地盤のまままくわけですから、当然4センチは高くなるわけで、簡単にまくだけではフェンスの下から外にこぼれてしまいます。そこで今回は、お客様のお宅にあったレンガを使用して壁を作ります。
 また、砂利もいいものを使用するのではなく、ガレージを作る際の基礎用の転圧材にしてもいいように一番安い砕石を、建材屋さんで直積みしてもらい運ぶことにします。
施工は面倒ですが、袋で買う価格の3割〜4割ほどで手に入ります。

事前作業の一つとして、一番草が生えてしょうがない場所に砂利を敷くため、サツキを抜きます(サツキ君ごめん)。

 今回は砂利を敷いて高くなる分、地面を掘り下げて均す作業をしません。ので、フェンスの間から砂利が流れ出ないように、お客様のお宅にあったレンガを並べて砂利止めにします。
 数えると、ちょうどくらいの量がありました。
 同時に、除草剤も散布して今生えている草の処理をしておきます。

 特にお隣ささんは芝生ですから、砂利を侵入させるわけにはいきません。
隙間がないようにぴったりと並べます。
 思ったより砂利を敷くと地面が高くなります。レンガを固定できれば、高めに並べてもまったく問題ありません。

 他のマスの蓋は埋まってしまってもなんとかなりますが、量水器の蓋や、縁の下など後で面倒になるところもレンガを並べて、砂利の侵入を防いでおきます。

 いつもお世話になっている地元建材屋さんに、砂利の引き取りに来ました。
 うちの子供が見たら泣いて喜ぶだろうな〜。セメントの材料にも使う砕石ですが、天然石の砕いたものなので、敷き石になります。

 あれだけあったレンガの高さも、砂利を敷くとほとんどなくなってしまいました。

 防草シートを敷きながらの一人作業なので、砂利を抑えにしながら、できるだけ隙間なく敷きます。樹木のまわりもなるべく巻き込みます。
 土地の形は入り組んでいますし、、シート同士を重ねたりしますから、防草シートの使用量は、実面積より2割くらい多めに見た方がよいですよ。

 敷地内に10以上の何らかのマスの蓋があります。
 基本的に防草シートは避けておきますが、砂利は厚くなる以上覆いかぶさってしまうので、雨水マスなど重要性の薄い蓋は成り行きで埋めてしまいます。
 これも家主がいないことを前提のしての行為ですので、お間違いないように。

 防草シートは、草よけのためにあるわけですから、できるだけ隙間なく一枚の固まりで敷くように心がけています。切れ目から草が生えやすいのは当たり前のことですね。特に樹木の周りは切り込みを入れて全体を覆うように敷きました。

 機械が入ったり、簡単に車から投げ入れられれば作業は楽です。しかし、そういう状況にない場所では、桶に砂利を入れて運びこむしかありません。5立法メートル分入れ切るには、一人ではシートを敷きながら二日かかりました。

 サツキがなくなった分ムラなく、厚めに敷きつめました。

 結構高めにレンガを並べたつもりでしたが、砂利を入れてみるとぎりぎりの場所もありました。  砂利は自重と踏圧で自然と沈んでいきますから、施工当初は高いくらいでないといけません。

 見た目は白っぽく見えますが、雨で洗われると青が強いことがわかります。
砂のように細かい砂利も混じっているため、白く見えていました。
 これらの粒が沈み込むと、締まって固くなります。
そうすると草が生えづらくなります。
 砂利は厚さも大切ですが、厚く敷くだけでなく、それをある程度踏み固めることも必要です。今回は5cmの厚さを想定して敷いていますが、実際それだけ厚く敷くことはできません。作業しながら踏み固めているからです。