家を建て直すお客様から、庭木の移植&保管のご相談を承りました。
ご相談をお聞きしているうちに、「じゃあ、まとめてお庭は頼めますか?」というお話に。
願っていない申し出に、「ありがとうございます!」しか言えない自分。
外溝から一式、庭に関する作業を受け持ちます。
これから時間をかけて、1軒の家が建ち、庭を作るまでを掲載してまいります。
その1では、解体して更地になるまでの庭木かたしを掲載します。

 解体してわかる埋設物。左端に水道のメーターがあって、右奥に制水弁があって?うーん、昔の作りは難しいです。これらをどう処理するかも回答を待たねばならないことです。

 この数日後、建物の解体が入りますが、その間に雨が降って土が流れてもまずいので、最低限の壊しと、少し補修することでしのぎます。あれだけあったものがきれいになって、道行く人たちからも「どうなったの?」と声をかけられます。

 軽量ブロックなので、子供でも頑張れば崩せます。必要な個所だけ壊し、根巻きしたり鉢に取ったりして次々と抜いていきます。かなり根っこが荒れているので、簡単にはいかない作業です。

 いよいよ運び出しになります。事前に使いたいものの優先順位をつけてもらっております。先に鉢物から運び出します。数もですが、大きさがあるので、載せられる量で数往復しました。

 最初は植栽だけの予定でしたが、次第に一括でやらせていただくほうが作業がスムーズにでき、こちらも監督さんにものが言いやすい。しかも、見積もり競合でも、こちらの外溝の方が同じものでも安くなる。
 ことから、それなら外は土盛りからタイルや外溝を含め、一式こちらで受けることとなったのです。
今回は、庭木の移植作業までをお届けいたします。

 新しい家は、なんとレンガ積み!するそうです。そういう個性的な外観をする建物ですから、庭も負けじとそれなりのものを目指したいと相談しております。どれだけスペースを確保できるかもこれからですが。

お庭丸ごとプロデュース 春日部Zさま邸 
〜その1;庭木かたし〜

家を建て直す、という一生に一度あるかの大仕事に入ったお客様。
大変楽しいことではありますが、実はかなり精神力の必要なことです。産みの苦しみですね。
さらに、庭までとなると、考えている余裕もない、のが本音だと思います。
だからこそ、我々がいるのです。
ようやく、古いものがゼロに戻り、新しいものに取り掛かるところまできました。
作業としてはここからが本番です。
自分も、これからプランをお客様と共に考え、材料を一緒に探しに行ったり、デザインを考えていきます。
皆さまにも、感心して見ていただけるものになればよいと思います。

 最後に難所が待っていました。他よりも大きさは小さい梅の木ですが、ベースまで砕かないと、太すぎる根っこを相手にすることができませんでした。いつの間にかお手伝いが増えて、余計忙しくなります。

 ぎりぎり写っているロウバイの根など、完全にブッロクに食い込んでいますね!植物の生命力はすごいです。これを生かすように移植しなければなりません。

 1月早々の作業なので、落葉樹は気楽に掘れますが、常緑樹は気を使いますね。

 取り出したるは、大ハンマーとハンマードリル。これで、フェンスの土台となっているブロックを破壊して植木を掘り易くします。年数により太くなった植木の根っこが絡みついています。

 鉢物を片づけてから、今度は庭木の移植を行います。先ずは木を小さくするところからはじめます。

 ブロックなども、最終的に100個以上ありました。
折角あるなら、用途は考え方次第でいかようにもなります。
この奥には、ガーデン資材をあれこれ置いてありますが、元々が乱雑なため、どれがそうだかわからないので、ここでは掲載していません。
作庭するときに、お目見えすることでしょう。

 続いて資材の運び出しです。アーチやブロックなども、どう使えるかわからないので、一時引き取ります。外溝フェンスも外して予備に置いておきます。

 運び込む前に、場所づくりです。子供たちがミニショベルで木を抜き、整地を手伝います。上の子供も、小学校に行くようになると、頼もしく仕事をしてくれます。とりあえず場所は作れました。これで足りるかが問題ですけど。

植栽・施工

 鉢物の運び入れは完了です。防草シートを敷いて春の草の伸びを抑えます。防草シートは透水性なので、雨水は溜まらないので助かります。水やりや管理のために通路を作ります。

 数日後、無事更地になりました。広いな〜。これから地盤調査をして、結果次第で次になります。こちらとしても、のんびりしていると次の作業が来てしまいます。予想はしていましたが、土質もよくありませんね。

 ここから狭いエリアに入っていきます。機械をぎりぎりまで入れて、ブッロクを壊しながら、バラと向き合います。まだ残っているアーチやフェンスも一緒に取って、持ち帰ることにします。ここまで育ったバラは見事ですね。

 とにかく色々ありますから、お宝の山と言えるくらい使えそうなものは持っていきます。解体屋さんが全てに処理費用を付けていることもあり、処分するなら預かる方が無駄にならないと判断したこともあります。

 想像以上に鉢物が多い庭です。バラがお好きなお客様なので、品種も色々ある上に、よく花を咲かせて管理しております。どのくらい庭の広さが次の庭でも確保できるのか、一通り預かりますが、その中で優先順位をつけて植え戻します。預かるといっても、管理料は取りませんので、その代わり我が家の環境に合わなくて枯れてもあきらめていただくということで。

 6月、自宅に庭木の移植に関する相談のお電話をいただきました。
現場に行ってお話させていただくと、年明け1月に家の解体を始めて、新しく建て直すとのこと。
その解体前に、家にある庭木を掘り上げ、と鉢物を預かってもらいたい、というご相談でした。
なかなか大した数があるので、そう簡単にはいきませんが、そこはこちらも良い提案をさせていただくべく、打ち合わせを繰り返します。
 当然、移植をして預かるのですから、植え込みをしなくてはなりません。しかも、植える以上はカッコよく植えこみたいものです。
その相談の中から、庭全体のデザインを任されることになりました。


相嶋造園