残った根府川石を、飛び石として配置していきます。歩いても汚れないようにするためなので、本来は全面に敷くつもりはなかったのと、ウッドチップを考えていたこともあったのですが、それこそ予算の都合で変更です。

 土を入れます。ここは水はけが悪いので、赤土を入れます。御影の延石4段目までの高さにします。
 残った土は家でストック。ここぞとばかり子供たちが手伝ってくれます。

家を建て直すお客様から、庭木の移植&保管のご相談を承りました。
ご相談をお聞きしているうちに、「じゃあ、まとめてお庭は頼めますか?」というお話に。
願っていない申し出に、「ありがとうございます!」しか言えない自分。
外溝から一式、庭に関する作業を受け持ちます。
これから時間をかけて、1軒の家が建ち、庭を作るまでを掲載してまいります。
その2では、家が建ってから玄関前を作りこむまでお見せいたします。

庭の全部を任させることが、お客様と施工側にとってプラスになるといいです。
今回のお客様のように、話す中でお互いのイメージがまとまると助かります。全て受けられると、工程管理だけでなく、後のメンテナンスも話が一本で通せるので、きっとお客様としても楽になると思いますよ。
そのうえで、これだけ多彩な材料を使わせていただけたことは幸運でした。
作業が遅れた原因も、それまでの工程のずれ以上に、この多彩な材料を施工するこちらの腕が足りなかったことです。
こちらも、大変勉強させていただきました。
ありがたい現場でした。

 預かっていて、何も出ていなかった鉢から、彼岸花が満開に咲いていました!ので、庭の角に作った築山の斜面に植えこみます。白も混じっているし、来年また咲き乱れるのが楽しみです。

 バラ以外にも残っている樹木は、ウッドデッキ周りに配置しました。窓の目隠しを兼ねて大きくしていく樹木もあります。それぞれが調和を取れて、健全に成長してくれるといいのですが。

 ガレージ前に使用したブルージュロードストーンを、ウッドデッキの降り口から、フェンスにつけた門扉までつなげます。これが庭の主道ととして、ローズエリアと、通常植栽のエリアとに分けて庭を考えるようにします。
 預かっていた桜の木を、大きな植木鉢に植えこみ、庭の中心の木として、石で囲みます。

 擬木の場合、どうしてもすれて表面が色落ちしてしまいます。なので、最初だけでも見栄えよくするため、全面塗装。目地のモルタルも黒く塗ることで、敷き詰め感がアップしました。

 臨時の駐車スペースを完成させます。仕事の流れで、両端を先に貼ってしまったので、目地でうまく調整しようと思ったのですが、結局縦に切りました!それと目地もタマリュウ予定でしたが、強度を考慮してモルタル埋めにしました。

 水をかけるタイプと違って、仕上がりは高級感あります。
真砂土と違って粉浮きしない上に、固く締まると、かなり防草効果も高いと思います。
 欠点としては、思ったほど平らに仕上がらないことです。
どうしても砂利が細かいので、鏝で伸ばすとまばらに残ってしまいます。
角材で叩くように締めましたが、正直いまいち。
プレートを使っても凸凹になるし、自分の技術力不足で、これからの課題でもあります。

 ここでも、裏手の通路に使用した砂利真砂土を目地に敷き込みます。
石のがたつきも抑えることもできるし、防草効果もあります。
ここでの作業時の汚れもかなり軽減されるでしょう。
また、庭としてもこの方が変化がでて良かったと思います。

 園路にも飛び石を敷くことにしたので、枕木の周囲にも根府川石を一緒に仕入れて配置しました。結構大きいものも端材として仕入れたので、とってもお得!

 臨時駐車スペースに使用した擬木の枕木の残りを敷き詰めました。砂利を入れようかとも思いましたが、作業するのにどうするのがいいか悩みます。

 植物は、大体配置できました。石でアウトラインを入れるようにして、園路と植栽スペースの分割をします。ウッドデッキの前は、作業できる場所として広めに空けてあります。

 植木鉢ごと植えるものもあります。将来的な大きさや、入れ替えを考慮します。その作業の前に、預かっていたバラのアーチを配置します。ここは庭ですので、やっぱり少しは意匠っぽくしないと。

 土を入れたところに、残ったものを植栽していきます。
下草以外、あるものだけで植えているので、なんとかバランスを取っているところもありますが、最初のイメージに近い形にできたかと思います。手前においた手水鉢は、四国産の青石を使った逸品。
築山の下の平らにした場所に独立して設置し、手前は白川砂利で海を作ります。

いよいよ主庭を作りこみます。
 主庭とはいえ、今までこちらで使用した材料の残りを全て駆使し、残りの庭木もなるべく植えこむように努力します。
後はどこまで作りこめるか。ここからは、本当にアドリブです!

 ここには築山を作ります。土を入れる前に、石や大きな樹木は運び入れます。高低差ができるように配置します。

 やはり敷きこむと落ち着きますね。
やや凸凹が気になりますが、二日で終わらせたのは、我ながらよくやったと。

 砂利真砂土の園路を作っていく前に、下処理を行います。植栽スペースと分けるための縁石並べをします。延石と、自然石を組み合わせます。
 ここには飛び石も並べて、歩きやすくします。銀すり鉄平石を使用しました。
ちょっと小さめですが、このスペースにはちょうどよいバランス。しかも周りもなるべくフラットに仕上げて、段差を少なくしています。

 最初はフネで練っていましたが、左官バケツで練ってひっくり返して伸ばす方が楽なことが判明。
このスペースだけでも、バケツに30回は練っております。
できるだけ強く押し付けて、後から割れないように配慮します。塗ればいいわけではないですからね。

お庭丸ごとプロデュース 春日部Zさま邸 
〜その3;庭を仕上げる〜

 主庭の奥、ウッドデッキ脇に物置につながる汚れない道を作ることになりました。予算はすでに赤字!こういう時のために保管しておいたブッロクを使うことにしました。ついでに立水栓も砂利で埋めます。

 全面張り込みました。なるべく目地をずらしたつもりでしたが、写真で見るとあまり変わらないのが残念です。

 いつの間にか新しいバラも増えていますね。全てを植えこまず、植木鉢で残すものも作ります。

 門扉の下に敷いてあった自然石と、ブルージュロードストーンの隙間を石を割ってつなぎます。これで園路に一体感ができました。モルタルで目地を埋めて、歩きやすいようにしました。

相嶋造園
植栽・施工

 南東側の通路を仕上げます。
砕石で締め固めてもらってあるところに、水で固まる砂利真砂土を塗りこんでいきます。
 砂利真砂土は、水をかければいいものではなく、セメントと同じように、先に練ってから塗っていきます。
家庭でも扱いやすい品なので、コツがわかれば防草対策にお勧めです。ただし、ハンドミキサーなど機械がないと、実は練るのが大変なものでもあります。

 バラを植えこみます。全て預かり品ですので、お客様の好みの場所に、花色や性質を相談しながら決めていきます。クレーンで運ぶ大きなバラは、フェンス沿いに先ず持っていきました。

 玄関前を完成させてから、ちょっとお休みをいただいて、ここかからは一気に完成まで持っていくことにします。
予想以上に時間がかかってしまい、こちらも一刻も早く完成させたい意気込み。
まだまだやることがたくさんありますので、施工順に掲載していきます。

 移植管理していたキウイも、棚にして植えこみました。
この下は臨時駐車スペースなので、車の邪魔にならないように、大きさも配慮します。

 これで、今回の庭は完成!です。植物好きのお客様が、これからさらに買い増えることも考慮して余裕のある作りにもしました。毎回恒例の、完成ギャラリーを掲載しましょう