まさ土(まさつち、まさど、真砂土)は、古くから建設材料として用いられてきた土です。
花崗岩が風化した土で、山砂の一種として関西では一般的な資材です。
そのまさ土を加工した商品で、敷き詰めたまさ土に水をかけると固まる、というものがあります。
これを用いれば、地面を堅くできるため、草が生えずらくなるのです。
敷き詰める厚さによっては車の乗り入れも可能!
しかも使用しているのは自然素材ですから、そのまま砕いて土に埋めることもできるわけです。
まさにいいとこ取りの商品ですが、実際に施工することで使い勝手を紹介したいと思います。

まさ土で防草する
植栽・施工

 商品については以前より知っておりましたが、使用するのは今回が初めて。
こちらも初めての施工が、いきなりお客様のお宅ということで、責任と不安がありました。
しかしお客様が寛容な方で、モニター役を引き受けてくださったため、こちらもできる限りサービスさせていただきながら、一緒に作業を行いました。
 施工前にネットで作業方法を調べましたが、意外と出ていないことがわかりました。しかも、面白いことに作業写真の出ているサイトでも、そこと同じ写真を別の数サイトでも使っていて、書き方もほぼ同じ。きっとメーカーからの提供なのでしょう。
なのに、肝心の仕上げの水を撒く作業に関しては、水を撒いて終了とするものと、2回散水する、と書いてあるものの2種類存在します。
 結局どういう形がいいのか、自分でやらないとわからないということです。
今回は、2回散布のやり方を取ってみます。そちらの説明のが詳しかったので。
また、施工中気づいた点も同時に書いていきます。

最初の整地や、型枠さえしっかりできれば、かなり使いやすい材料と言えます。
表面の仕上がりにはある程度慣れも必要ですが、ホウキではけ目をつけるなど、自分でアレンジすることも可能です。ビー玉を入れても面白いですね。
そのように好き使えるのはいい材料です。
もし仕上がりでひびが入っても、上からまさ土をかけて水をかければ補修できるとも書いてありました。
ただし、ホントの自然素材ですので、多少の風化の速さはあるでしょう。
なるべくこの上を歩かない方がいいかもしれません。
もしくは、ローラーなどで転圧して、厚みに関係なく締め固めることも大切かと思いました。
しかし、また砂利とは違った仕上がりに、材料の施工幅が増えたことは確かです。今後も使用していきたいと思います。
お客様には勉強させていただきまして、大変ありがとうございました。

相嶋造園

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 長さは約10mあります。幅は45cmで、細長く続く家の裏側。いわゆる家の方から見ればデットスペース。
 毎回の草取りが大変なため、この際まさ土で固めて欲しいとの御相談をいただきました。草取りは重労働ですからね、少しでも減らしたい気持ちはよくわかります。家の裏手としては利用法もこのままではありませんし。
 施工する前日に、お客様が除草をしてくれてありました。きれいに取ってくれてあります。これが、最後の重労働であるとよいでのですが。
 通常はまさ土分の厚みを掘り下げて地盤を作りますが、写真のように配管が地面すれすれを走っているため、今回はそのままの厚みで施工することにしました。
 

 平らになっているように見えて、意外と地面はデコボコです。しかも、こちらのお宅などは奥に低く傾いていきます。
排水こう配を取る、という意味では多少傾いていてもいいですが、デコボコだけはなるべくないように整地した方がよいです。
 整地はただ均すだけではありません。これは芝を張る時にも記しましたが、きちんと固めないと柔らかい部分は自然とへっこんでしまいます。特に今回の場合は固めるわけですから、地盤のへこみは即ひび割れにつながる致命傷。時間をかけるにこしたことはありません。ここは配管のせいで加減しましたが。

 裏手ということで、歩く通路の厚みの目安、3cmでまさ土の施工を行います。
整地は水平機を使ったり、周りのブロックの目地を参考にしたりして、デコボコと傾きを調整しましょう。
 結果的に、配管の浅さを考慮して、中心近くにある汚水マスと、雨水マスを埋めないようにそこだけレンガを置いて仕切りをつけ、残すことにしました。同じように浄化槽のポンプの周辺も配管が集中しているため、そのまま残す方が無難であると判断し、空けておくことにします。

 整地が終了した段階で、仕上がり高さをはっきりさせる墨出しをします。墨つぼを使い、水平線を取ります。
 ここは地盤が傾いているため、まさ土の厚さを変えることで、仕上がりを水平に持って行きます。すると、高低差は1cm以上に及ぶこともわかりました。

 仕上がり線に合わせてレンガを配置します。
 これもまさ土の抑えに大切な作業ですから、なるべく隙間なく、ずれないようにきちっと固定しましょう。

 こちらは通路の反対面。家の横に物が置けるスペースが欲しいということで、レンガで置き場を作りました。一部微妙に隙間ができましたので、そちらにもまさ土を入れます。こういうことは、こちらも現場合わせで行います。

 施工前の下準備が整いました。まさ土を敷く場所には、両側レンガを配置して仕切りが入るようになっています。まさ土を入れてしまってからでは直すのが大変です。この段階で日にちをいくら使ってもいいと思います。できる限りしっかりとした下地作りをしましょう。

 今回使用した商品。ネットでも多々売っていますが、最近は我が家の周辺ではどこのホームセンターでも見かけるようになりました。
 後々買い足すことを考えたら、近くのお店が一番です。しかも何故か同じ商品なのにどこよりも、ネットよりもこの店は安い!1袋300円違っています。粗悪品?そんなことはないと思います(もしかすると質の差はあるかも)ので、こちらをありがたく使わせていただきます。
 ホームセンターに飾ってあった仕上がり例は、かなり色が白っぽくなっているので、多少濃いめの色でも褪せた感じになるようです。
ここではオレンジ色をチョイス。レンガや外壁に合う色です。

 袋から撒いた感じはまさに石灰というイメージ。粉っぽいですし、粉じんが舞います。思ったより柔らかく叩くと煙を上げながら締まっていきます。

注意! まさ土はアルカリ性です。セメントと同じように素手で使うと手が荒れます。必ず手袋をしましょう。
     最初知らずに使ってしまいましたが、途中で気づきました。おかげで少し手ががさがさになっちゃいました。 
     まったく、袋に書いてある説明は、ちゃんと読まないといけないですよね。

平らに均していきます。

 この作業、意外と難しいです。軽く押さえつけるように、板を用いて土を固めましたが、表面を平らにするのがうまくいきません。この上に水を軽くかけるだけですから、この土を敷き方が仕上がりを左右します。
持ち合わせの道具が移植コテしかなかったので、それで表面を押しつけて、なでつけるように均していきます。
それこそ左官コテを持って来る方がよかったです。
 この仕上げは、ちょっと難しいかもしれません。上記写真も均し途中です。ブロックやレンガに当たる部分は、一番ひび割れがしやすくなりますから、仕上がりより厚く盛って、押しつけるように土を削り、中に空洞がないように心がけます。

 できるだけ平らになるように全て押えました。
レンガを敷いた部分も、目地を埋めるようにまさ土をはき込んでみました。とりあえずいい感じで敷き終わりました。
 これから一次散水を行います。まさ土の上に乗ると足跡がべったり付いてしまうので、何とか塀のブロック部分を渡るようにして散水するようにしました。
 ホースが裏手まで伸びきらなかったので、ジョーロを用いて散水します。

 最初は表面が濡れればいいと書いてあったので、表面が流れない程度に散水。それでもぼちゃっと出ると穴になります。静かに撒きましょう。

 30分以上待って二次散水を行います。すでに表面はパリパリです。今度はたぷり水たまりができるまで散水します。

 3cmの予定が、5cmくらいの厚みで敷いたところもあり、ちゃんと中まで水を通すように、かなりの量を散布。レンガの上も、洗うようにたっぷりかけました。透水性なので、ゆっくり待っていると、徐々にしみていきました。

 その後24時間経過した施工現場。もうカチカチで歩いても問題ありません。
水をたっぷり撒いたせいか、粒子の細かいものが浮いたように白くなっています。削ればきれいになるのでしょうが、時間が経過すればなじむでしょう。

 形よく仕上げるために、レンガは切って使います。