植栽・作庭
ワンランク上の植え込み

庭に木を植える場合、みなさん植えたい木のことしか考えられませんよね?
とにかく一本植えてから、と思う方も多いでしょう。
でも、木を一本だけ植えたのだと、何かもの足らないものを感じませんか?
木を一本しか植えなくても、カッコのつく植栽を紹介します。

たとえ大したことのない木だと思っていたとしても、組み合わせをして植えると、その木を引きたてることが出来るんです。
これは、どんないい木だろうと言えることですが、必ず一本だけでは、間が抜けてしまう空間が存在します。
木が傾いていれば、その下には空間ができていますし、枝が上についていれば、根元は空間が空いています。

植木屋は、そんな空いた空間を見つけて、そこに別のものを配置することで、木をよりよく見せる演出をしています。
ここで、いつくかの事例(徐々に増やしていきます)を元に、そのことを説明していきます。

ケーススタディ;1 山モミジの植え込み

高さ3mを越す山モミジです。
堂々とした一本立ちの木で、四方によく枝が伸びています。

この木は、こちらのお客様新築後、初めて植える庭木となります。
ですので、植えるところもまだ更地。
いくら良い形のモミジでも、これだけでは寂しいです。

この木のどこに抜けた空間があるでしょうか?
それは、根元です。
上が立派に伸びている分、足元が貧弱に見えてしまいます。
それに、モミジは落葉樹。冬には葉も落ちて寂しくなってしまいます。

そこで、今回は足元を演出するために、お客様の以前のお宅にあった、
石や、草木を利用して、ワンランク上の植え込みをしてみましょう。

石を根元に巻くので、心持ち高植えにします。
少し別のところの土を運び、土盛りしながら水極めします。

荒れた枝を整理し、形を整えます。
枝を整理すると、余計足元が寂しく見えてきます。

何せ、あるものの再利用、材料に文句は言えません。
ちょっと小さめのサークルになりますが、石をバランスよく組んでいきます。
多少の無理は、草木を植えることで調整します。

すると、このようにできました。
玉龍、ふっき草、ヒマラヤ雪ノ下、斑入りヤブラン、松葉キクを使用。
どれも増えていたものを株分けして植え込んだだけです。
全てリサイクルですし、特別なものでもありません。

他にも、さつきなどの低木で縁どってもよいでしょうし、
レンガ、砂利を利用してもよいです。
下枝を切って、別の木をあわせたり、置物を入れても面白いです。
というわけで、発想次第でいくらでも、木を引きたてる植え込みが考えられるんです。

こちらのお宅も、これを基点に、さらに周囲に植え込みを広げていくことが出来ます。
次は石の脇に何をつなげていきましょうか?
飛び石を置いてもよいですね。
巻いている石を増やして円を広げれば、別の木を植えることもできます。

相嶋造園

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