新築された本社建物、玄関前の植栽を依頼されました。

事務所前の植栽
植栽・施工

 建物を新築される際に、周囲にあったサツキ類を、そのまま玄関前の植栽スペース置いてもらっただけなので、何とか見栄えのいいようにしたい。
と言うのがご依頼内容です。早速現場を拝見させていただきました。

使うものが限られているなら、その中で少しでも変化をつけられると、植え込みは生きていきます。
しかもただ緑ばかりではなく、花が咲くものも混ぜられたら、いらっしゃるお客様たちだって楽しいはず。
後はいかに植えた樹木をこの大きさのまま維持していくかがカギです。
ここは大きさを変えない条件で植えてありますから。

ちなみに、今回は全て込みこみで7万円ちょいです。
作業がしやすかったこと、樹木の流用ができたことなどお安くできた理由はありますが、それをわかってくださるお客様とお仕事できることがなにより幸せなことです。

相嶋造園

親サイトも情報満載!

 玄関前のドアの左側&右側です。確かにサツキが20本くらいいかにも「仮植です!」と言わんばかりの置き方をされていました。植栽スペースは、約15mの長さがあります。
 「このままで形になるか?」先ずは手っ取り早い解決法からご相談されます。
 「もちろんなります。寄せ植え風に仕立てるなら、一度全ての高さを揃えるため、低いものに合わせて葉のないところまで刈り込み、数年我慢してもらえればそれなりに見られるようになるでしょう。
 もう一つの手としては、一度全部抜いて植え直しをして、寄せ植え風に仕上げるか、一個ずつ分かれさせて玉もの風に仕上げることも可能です。」と説明しました。 
 少し悩まれましたが、最初から気持ちは固まっていたのでしょう。
 すぐに、「ここはお客様が出入りする玄関前だから、やっぱりきれいにしたいので、全部植え替えてください。
どうせ植え替えるなら、見栄え良くしてもらいたいから、別のものを使って植え合わせてください。
背の高いものは困るので玉ツゲなんかはどう?これからお花も植えたいので、手前側も空けたいし、葉が飛ばない常緑樹がいい。」
 
 そのご注文を踏まえて、こちらで簡単な図面を書き、見積もりを提出しました。
さすがに玉ツゲの大きさでは、高さのある建物には寂しいので、1,5mのコニファーも使用。また、元からあったサツキを全て処分してしまってももったいないので、間に数個入れることで作業も費用もエコにしました。

 まだ、敷地内の研究棟の新築工事も続いているので、その工事とスケジュールを合わせて、段取りを組みました。
 ですので、サツキの抜根作業と、植栽作業を別の日に行っております。
 どちらも半日づつの作業ですから、合わせても一人で1日仕事です。

 社員たちが何がはじまるのか興味津々で見守る中、次々に抜いて行きます。 
 手の入れていない木の上、建設屋さんが抜いているので根が荒れています。

 後日、改めて樹木の搬入です。見積もりには入っていませんが、家で増やしたスイセンやヤブランなどをサービスで持って来ました。

 先ずは玄関から右側の小さめのスペースを植えこみます。
一度実際の樹木を並べ、植える位置を調整します。同じ種類で持ってきても、少しづつ形も違うので、ここで置いて調子を見ます。
 サツキを抜いているせいで地面が柔らかく掘りやすいので、後は一気に植えこみます。
写真左側から、ジンチョウゲ、コニファー’エメラルド’、玉豆ツゲ、コニファー’ヨーロッパゴールド’…最後にサツキを植えています。デザイン上、規則的に樹木を変えて列植することにしました。
 コニファーは、葉色の違うものを交互に植え、彩りを楽しみます。ツゲも玉もの向きの、葉が丸みを帯びて光沢のある豆ツゲを使用しました。

 同じように、玄関左側の9mあるスペースも植えていきます。会社の休みの日を利用したので、玄関前の作業も仕事の邪魔にならずに済み堂々と車を置くことができます。
 写真左から、つつじ’花遊び’、コニファー’エメラルド’、サツキ、コニファー’ヨーロッパゴールド’、玉豆ツゲ…最後にシマトネリコを植えました。

 ジンチョウゲの横のスペースには、姫スイセン、黒竜、斑入りヤブランをサービスで植えます。

 シマトネリコの横には、オモト、ムスカリ、クッロカスを植えました。

 水入れをして、最後にコニファーに支柱を立て傾きも調整し、高さを揃えます。そしてよく根周りを踏みつけ地面をならせば出来上がり。作業の場所がやり易いせいもあり、手早く仕上げられました。