剪 定

仕立物刈り込み

木になったとしても、刈り込みの基本は玉ものと変わりません。
しかし枝の分け方など、作業する人次第でまったく違ったものになります。
仕上がりを気をつけて見ると、頭の形の違いなど変化があることに気づきます。

 葉の細かい庭木、この場合はキャラボクです。
特に刈り込んだ後のきれいさが引き立ちます。
 形だけではなく、よく中に溜まった刈りくずや枯葉を落としてあげねばなりません。そうすると、刈り残しも顔を出しますから、きれいにはさみで揃えてあげましょう。
 皆さんの目では、頭の形がきれいに見えていますか?
自分もがんばったつもりなのですが。

 左端のヒョロッとしたもみじも、実は刈り込みです。
こちらは、これでも地上高6mはあるんですよ。
電柱を隠すために伸ばしました。
しかし、刈り込んだ後に、ちゃんと木はさみを使って中を透かして、太い枝も切っています。
これぞプロの技です。

 チャボヒバの列植です。
一つ、一つの枝を、玉ちらし仕立てにしてあります。
こういう樹木は、形以上に内部の枯れ葉を落としてあげることが大切です。

 刈り込みの庭木と、自然樹形に仕立てた庭木との組み合わせです。
実際は、このコラボが庭の華やかさにつながります。
樹木による仕立て方の違い、同じ木でも場所に合わせた仕立て方を分かることが、どうやら自分たちの仕事のようです。

 最初に入っていた植木屋さんは、4mあるこのカイズカイブキ30本を、
寸胴に円筒形で刈っていたそうです。
しかも、手刈りのため毎年大きくなってしまい、手に負えなくなって頼まれました。
初めての年は、ホント大変でした。枯れ枝、枯葉も山のよう。
3年してようやく落ち着きました。
 大きな木は、それなりに仕立て直すこともすっきり見えるコツ。
時には家の人の好みに合わせて定石を曲げることだってあります。

 実際の植え込みの中での手入れでは、このように玉ものと、仕立て樹の
組み合わせで、構成されています。

 どんなに大きかろうと、やることは同じです。
きれいに仕上げた樹は、伸びた後も均等に葉が出るので、
樹形の乱れが違います。
ここにも、植木屋の腕の差が出ると思ってください。

 某私立高校の正門前にあるツゲです。
卒業式の後、生徒たちが記念撮影をして行く場所なので、
刈るこちらも気合が入ります。

相嶋造園

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