木を切るということは、木の生理現象を知らずには切れません。
いつ、新芽を伸ばし、どのくらい伸びるのか?花芽はいつ形成され、それは枝の先につくのか、周りにもつくのか?
前の年に、来年の花芽がつくのか、その年伸びた枝について咲かせるのか?新しく伸びた枝にもつくのか?
手入れをするときは、それら、いえ、それ以上の知識を持って、一本一本の木に向かい合います。

全ての木が、手入れするための一番いい時期が違うからといって、そのたびに手入れに訪れていたら、
お客さんの負担はたいへんなものになっちゃいますね。

そのため、そのお宅に手入れにお伺いする時期に応じて、切る量を調整したり、お客さんにどこまで切るか相談します。
できるだけ一本一本の木の性質について説明し、納得いただいてから切っております。


皆さん、木は大きくしたくないけど、花は咲かせたい、実を成らせたいとおっしゃいます。
また、「植木屋さんに手入れしてもらったから、花が咲かなかった。」という話も聞きます。

剪 定

自然樹形

実際の植木屋の腕の見せ所は、自然樹形の手入れにあります。
いかにその樹の本来持つ美しさを庭の中で引き立てるか、神経を使います。
大概の木は、何10mに成長する樹が多いからです。
それを小さいまま、花が咲くように庭に生かしていくのです。

ハクモクレン:
枝の先端に来年のつぼみをつけます。  
落葉後、つぼみを残すように枝を切ると一番確実に手入れできます。

柿の木:
一年とってあった細い枝を中心に花芽を持ちます。手入れを慣れていない方が切ると、細かい枝を切って(本人はさっぱりさせたと思うのでしょうが)、太い枝を切り詰めて形をとります。これは、他の木も共通ですが、切るときは太い枝をなるたけ付け根から切って、細かい枝を多く残して樹形をつくりましょう。

左から、大王松と黄金糸ヒバ
枝が枝垂れるものは、きれいに垂れていくように剪定しなければいけません。枝同士が重ならないように、多く残り過ぎないように気を使いながらも、自然な下がりを演出します。

うまくなるには、いい作品を多く見て研究していくしかないですね。

タイサンボク:
花の見事さは、名前どおり泰山にあって、ふさわしい木です。
良く伸びる木なので嫌われがちですが、きれいに手入れをすると一本あってもいいなと思わせられます。

この木も、前の年に、枝の先端に花芽がつくので、長くなったからといって切ってしまうと
花芽がなくなります。手入れするときは要注意です。

西洋白樺:
庭木として人気のある樹木です。
数本寄せて植えることで、高原風のイメージを
出すことができます。

夏ハゼの木:
関東平野でも紅葉が見事な樹木の代表です。
自然な雰囲気を出すことの難しい樹でもあります。
うるし科なので、樹液に注意してください。

ヒマラヤスギ:
左の校舎より高い樹です。
風に煽られて傾いておりますが。
これもちゃんと手入れをしています。
円錐形を維持し、枝同士が重ならないように
間引いて仕上げます。

枝垂れもみじ:
枝の垂れ下がる樹は、きちんと仕立てないとカッコの悪い樹になってしまいます。
枝が均等に出ながら、自然と枝垂れた感じを演出させます。。

天辺に親方が!

相嶋造園

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