みんなで作るお供え餅
毎年12月30日は、我が家の餅つきの日です。約80キロのもち米をお餅にします。
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もち米は、ガスやコンロでは間に合わないので、竃で薪を燃しながら、セイロで蒸します。この蒸したて餅米もこのまま醤油など垂らして食べると美味でございます。
以前は臼でついていましたが、さすがに20回にも及ぶ餅つきは限界なので、機械を使います。時間をかけて捏ねると、意外と滑らかな、臼でついたものに近いお餅に仕上がります。
つきあがったら、毎年頼まれている近所のお寺用のお供え餅を拵えます。
本尊にお供えする特大もちは、サランラップをしいたボールにお餅をつめて形を整えます。このまましばらくおきます。
小型のものでも、50組、100個に及ぶお餅を丸めます。
自分も参加して、母と奥様、手伝いにきてくれるおば様の4人(父はすでに次の餅を機械にセット中)で作ります。
皆で熱々しながら木枠に等分した餅を押し込み、伸し餅を作製していきます。
伸し餅も、お世話になった方々にご挨拶に配るものなので、約50枚作ります。
朝から作業しても半日では終わらない重労働であります。
餅を並べるのに用いている木箱。
昭和14年9月新調の文字が。
当時の当主、相嶋太郎次さんの名前入り。
我が家の歴史を感じる年代ものです。でもそろそろ限界かも。
見事全て完成です!
お疲れ様でした!この時間くらいになると、何故か差し入れを持った方々が続々いらっしゃいます。
毎年お手伝いに来てくれるおば様が、甘さ控えめ(実はおしるこのお店を作ろうとした過去を持つ本格派)の何杯でもいけるおしるこを作ってきてくれます。これにつき立てお餅を投入!まずいわけがありません。これがあるから餅つきがんばれます。
今年一年の無事を皆で感謝しながら、来年に向けての無病息災を祈念し、お餅を噛み締めます。
待ってました!昨夜我が家で作ったけんちん汁と、差し入れのおしるこで遅いお昼。
なるほど、みなさんよくご存知で。