雪道サバイバル

今年の4Hクラブの研修は雪道行軍となりました。こんなに苛酷とは…。

相嶋造園

 ここは福島県双葉郡。福島第一原発のおひざ元です。
こちらの土地に、復興支援のために作られた水耕栽培施設を見学に来ました。いつも直売や講習会でお世話になっている鰍ワつのさまの技術支援している施設ということで、こちらの責任者のご案内の元、車3台でやってまいりました。2台はスタッドレスタイヤ、1台はノーマルタイヤにチェーン。現地に近づくほど雪が深くなってまいりました。どうも聞いていたより大変な状況に…。

 いつも使われている道だそうですが、実は裏道だったようです。途中から一切の除雪がなくなり、ついに登り坂で先行のスタッドレスタイヤ車がスタック!車高(セダンタイプ)より高い雪に難儀してしまい、そのまま動きがとれなくなりました。
1台止まると後ろもストップ。そのまま動けなくなっていきます。仕方ない、皆で押すしかありません。助けも呼べそうにありません。とにかく坂を上りきらないといけません。

 がぜんこの道で威力を発揮したのが、ノーマルタイヤにチェーンの4WDのSUV。それまでは後方で後れをとって走っていたのに、この道では一気に前に出て道を切り開きます。スタッドレスが万能ではないのがよくわかります。10数人いた中でのサバイバルでしたから何とかできましたが、一人だったら動きがとれなくなったでしょうね。

 途中からは迂回して本線から施設に。高速降りてから30分の予定が、1時間半くらいおそくなりました。こちらが、完全閉鎖型水耕栽培施設’KiMiDoRi’です。避難区域ぎりぎりに位置し、地元に雇用を生み出し、人々を呼び戻し、地元に根付く産業を作ることが目的で作られた施設です。
 復興支援金とヤマト財団の基金により建てられ、技術顧問にお世話になっている鰍ワつの様がついています。大きな液化炭酸ガスのタンクが道路から目印になります。

 LED照明での栽培など、色々実験的栽培もおこなわれています。外気を取り入れないないので、農薬散布がなく、いきなりむしって食べることも可能です。

 これなら天候に左右されずに一定の野菜を一年中作り続けることも可能です。しかし、月々の驚く値段の電気代や、設備費など野菜の価格が安い中でのコストが、まともに経営していって成り立つかはこれからの売り方になっています。

 リーフレタス4種類食べ比べです。
どれも見た目と味に個性があることがわかります。通常の栽培方法の味と良くも、悪くも変わっているところもあります。作り用によって、どんな野菜でも生産できるのでしょうね。